マグロにまつわる英語のお話し

寿司屋の英語はネタを英語で言えればいいってもんじゃない!
そうは言ってもですね、これ英語で言えるのが前提になっていますからね。
そこをお間違えのないうようお願いします。

そこで、今回はお寿司のネタを英語で言ったら?
これを紹介致します。

単語を覚えるのもなかなか大変なものです。
関連のあるいくつかの英単語をグループにして覚えていくと良いですね。

まずは「マグロ」から。
マグロは”tuna”。

関連して次の4つの表現を覚えましょう。
「トロ」”fatty tuna”
「中トロ」”medium fatty tuna”
「大トロ」”super fatty tuna”
「赤身」”lean tuna”

目立つ英単語は”fatty”
これは読んで字のごとく、脂っこい、脂の乗った、という意味です。
脂の乗ったツナ=「トロ」ということになります。

しかし実際には”toro”"chutoro”"otoro”というように英語化しているのが現状。
やはり国を代表するものの知名度はすごいものがありますよね。

それでは「赤身」を表現する”lean”という英単語はどういう意味でしょう?
動詞としての意味は「上体を曲げる」とか「かがむ」という意味があります。他には「もたれかかる」「すがる」「頼る」など。なかなか「赤身」に近づきませんね。

“lean”という単語で思い出しました。
“lean on me”という名曲です。もともとは1972年Bill Withersが発表したこちら。
YouTube Preview Image

その後多くのアーティストにカバーされた名曲です。
日本でもゴスペラーズなどが歌いました。
人気の海外ドラマ「Glee」の中でも使われていますね。
この曲、歌詞が抜群に良いんです。今度ご紹介しましょう。
さて話はマグロの赤身に戻りましょう。
“lean tuna”の説明の途中でしたね。

実は”lean”という単語、形容詞になると意味が大きく変わります。
「やせた」「細い」「脂肪のない」という意味になるんですね。
“fatty”↔”lean” この対比をセットで覚えてしまいましょう。

これで「赤身」にぴったり合う意味になりました。個人的にはマグロなら赤身です。



寿司屋の英会話はネタを英語で言うことだけじゃない。

英語ネイティブのお客様のための英会話。
お寿司屋さんの場合。

ネタを英語で言えればOKでしょ?
英語の注文を理解できればOKでしょ?

違います、違いますよー。
そんなのコミュニケーションじゃないのです。
食はコミュニケーション。

しかもお寿司やさんの場合は完全オープンキッチンではないですか。
職人さんの姿、調理の様子すべてがエンターテイメントなのです。

料理中です。衛生のためにも饒舌である必要はありませんし、かえってそれは迷惑というもの。無言の緊張感、そして美しく美味しく握られたお寿司が供される。それもいい。むしろそんな雰囲気が良いのかもしれません。まるで侍の居合を見るようなね。と、これは言い過ぎかも。

しかし張り詰めた緊張感のなかに、気の利いた一言の説明や、ユーモアがあれば最高だと思ってしまいます。それは日本人とておなじこと。もし寿司屋を訪れた外国人客が古いステレオタイプな日本人像を描いていたととしたら、一言のユーモアが与えるインパクトははかりしれません。

「日本で食う寿司サイコー!ウメー!」という思い出と共に、
「日本の寿司屋サイコー!カッコイー!」という思い出を持ち帰ることでしょう。

積極的に外国のお客様を受け入れているお店もあります。お寿司を握る体験できるオプショナルツアーもあるうようです。しかしシンプルに食事をしに入ったお店でスマートな振る舞い、英語使いを体験したら感動すると思うんですよね。私たちも海外に出かけた時に「安いよ!」という売り込みの日本語や「シャッチョウ」とか「オニサン」というふざけた呼び込みに出会うよりも、現地の人がきれいな日本語で歌ってくれる日本の動揺や歌謡曲に心を揺さぶられるわけです。

心地よさを感じ、感動してもらえるおもてなし。それにはやはり英会話の力は必要です。寿司ネタを英語で理解できることで満足してはいられませんね。